

快適で、満足のいく住まいを造っていくうえで、考えなくてはいけない事はたくさんあります。間取りや使用素材・設備・予算・時期・工務店との相性・パッシブデザイン・・・。中でも、技術的な面で欠かすことのできない大切な『4つの性能』があります。『断熱・気密・換気・暖(涼)房』どれもがお互いに密接な関係にあります。
『断熱』性能を良くすれば、同時に『気密』性能も良くしなければいけません。『断熱』性能を良くし、壁・サッシ・屋根等の熱の移動を少なく抑えても、『気密』性能が悪く、建物の隙間が多ければ、その隙間から多くの熱が移動してしまいます。これでは、『断熱』している意味がほとんどありません。その逆も同じ事が言えます。『気密』性能が良くても、『断熱』性能が悪ければ、壁・サッシ・屋根等から多くの熱が移動してしまいます。
つまり、『断熱』⇔『気密』は切り離せない関係にあります。
家の中で生活をしていれば、必ず室内の空気が汚染されます。料理をしている時の炭酸ガスや一酸化炭素・オイルミスト・また、台所や浴室の水蒸気、タバコの煙や粉塵等。
『気密』性能が良い、と言うことは、それだけ住宅の隙間が少ないということなので、そのままにしておくと、汚染空気が室内に充満してしまいます。そこで、『換気』をする事により、室内の汚染空気と屋外の新鮮な空気を入れ替え、快適な室内環境にする事が可能となるのです。
また、『気密』性能が悪ければ、計画的な『換気』を行うことができません。住宅に隙間があれば、そこから勝手に空気が出入りしてしまいますので、住宅内部での空気の流れをコントロールできず、汚染空気がリビングや寝室などの居室に流れてくる事にもなり、とても不快な室内環境となってしまいます。『気密』性能が良ければ、住宅内部での空気の流れをコントロールできるので、快適な室内環境にする事ができるのです。
つまり『気密』⇔『換気』も切り離す事ができない関係にあります。
『断熱』・『気密』・『換気』性能を満たしたうえで、最後に忘れがちなのが『暖房』計画です。『暖房』器具の選び方ひとつで、住宅の寿命、また、健康への影響も大きく変わってきます。『暖房』器具の選び方・考え方として、
1・全館暖房。
2・二酸化炭素・水蒸気を発生させない。
3・イニシャルコスト、ランニングコストが安い。
以上を目安に、ご自身にあった暖房器具を選ぶのがよいと思われます。





